耐震対策は、 【1】屋根材と建物との強固な結合、【2】建物の耐震性・・・この2つが重要なテーマとなります。 現在、瓦はほとんどが引掛桟瓦葺工法です。瓦自体の軽量化・総重量の軽減を図るとともに緊結材で桟木に固定されるため、地震による落下被害が大きく低減します。耐震設計と併せて瓦屋根の耐震性は実物大モデルで実証されています |
耐震テスト |
阪神・淡路大震災で記録された最大震度7の振動を加える実験でも、ガイドライン工法で施工された瓦屋根には異常が認められず、優れた耐震性が実証されています。 実験は、(株)間組技術研究所の振動台の上に、ガイドライン工法により施工された2つの試験体(J形・F形)を乗せ、阪神・淡路大震災の揺れ、東海大地震予測波に相当する揺れを与えて行われました。 その結果は、瓦の脱落、損傷は一切無く、震度7クラスの地震にも耐えうる堅牢な耐震性が実証されました。 ≫『瓦の耐震実験』をご参照ください。 |
また、国や機関が耐震性向上研究、設計法検証のためのデータ収集を目的に防災科学技術研究所(E−ディフェンス)で実施している実物大住宅の性能検証振動台実験に三州瓦を提供しました。 この試験体の屋根はガイドライン工法で施工され、阪神・淡路大震災クラスの震度で加振された試験体の屋根には損傷、崩壊は見られませんでした。 ≫『ガイドライン工法・耐震性の証明』をご参照ください。 |